こんにちは。ギャンブル依存症のルーモです。

NikolayFrolochkin / Pixabay
ブログを立ち上げて、自分の感じた事思った事などを綴るようになったのですが、偉そうな事を言っておきながら自分でスリップしていました。
10日ほど前から・・・
ギャンブルをしない生活がうまくいっていても、安定していきたり、調子に乗ってくると、これくらいならいいかとギャンブルに手を出してしまいます。
そして、ギャンブルのスイッチが入り、掛け金が増えたり無謀な賭け事をしてしまう。
そして大金を失う。
いつものパターンです。
何度同じ事を繰り返せば、気が済むのか・・・
自分で自分の事を呆れます。
すごくショックです。
そして自己嫌悪に陥ります。
気持ち的にもすごく落ちます。
最近までは、すごく順調にきていて妻からも生活費を自分で管理する事を許されていました。
が、また振り出しに戻ります。
同じ過ちを繰り返さないためにも、大切な事をまとめていきたいと思います。
スリップしたことで、新たな気持ちを発見しました
今回私は、スリップしている最中に新たな自分の気持ちにも気付く事ができました。
使ってはいけないお金に手を出した時、無くしてしまったお金を取り戻そうとさらに被害額が大きくなるのですが、なぜそんな状況でもギャンブルにさらにつぎ込む事ができるのか・・・
自分の得た答えは、「どうしようもない焦りと、これはまずいぞ・・・」と思う心を落ち着かせるために、自分の中で次は必ず上手く成功するという自己暗示をかける事で、心を保つ事が出来ていたのだという事に気付きました。
もし仮に、次にまたスリップした時にこの自己暗示を行わずに、すぐに観念しスリップしたことを妻に報告できれば、被害額はぐっと減ります。
それだけでも私の中では、進歩したことになります。
同じ失敗の中にも、反省点を見つけ出し取り組むことができるのも、病院に通ってカウンセリングを受けていることで、少しは自分の気持ちと対話する事ができているのかな?
と少しだけ成長と変化を感じる事ができました。
何よりも気持ちを切り替える事ができているのも、妻のおかげだなと感じています。
スリップした私を妻は怒らなかった
今回またスリップしたことで、私は「また妻に呆れられたり、怒られるのかな?」
という気持ちを持っていました。
スリップしている最中にちょうどこんな話を妻としていました。
「もし、私がスリップしても妻は怒らない」と・・・
「スリップする事は、依存症者にとって風邪をひくようなものだ」と。
普通の人間に風邪をひくなと言って完璧にひかないようにする事はできないでしょ?と。
すごく納得できましたし、気持ちが楽になりましたよ。ほんとに。。。
それと同時に、こんな事もいわれました。
「もしスリップしたら、妻が私にこのお金の本当の大切さを伝えきれていないこと」だとも言いました。
スリップしていた私は、すごく考えさせられました。
でもそれと同時に、妻に正直に打ち明けようという気持ちにもなりました。
妻が依存症についてすごく勉強してくれていることも実感しましたし、妻の態度が変わってきた事で私も妻に対する態度、信頼などもすごく変化してきています。
スリップする事で何も変わっていないようでも、少しずつ変化している事を体感できました。
妻には、ほんとに申し訳ないと思う気持ち、そして「立ち直る事が恩返しになるしまた頑張ろう」という気持ちにさせてくれた事に感謝しています。
そして最後に褒めてくれた
ここまででも私はかなり救われているのですが、こんなどうしようもない私を褒めてくれました。
スリップするまでの期間が長くなったことや、使った金額が減ったことを進歩してるじゃんと。
しっかりと、頑張った自分を褒めてあげる事も大切な事だそうで。
私なんかより、妻の方がよっぽど先に進んでいて私ももっともっと心を鍛えて行かないといけないなと、負けず嫌いな一面も出てきています。
妻の本心は、きっと穏やかではないかもしれません。
それでも前を向いてくれる妻のために家族のために私はまたこのギャンブル依存症という病気と闘っていきます。
~それから~
追記:H31.2.12
この記事を書いてからちょうど1年ちょっと。
今現在もスリップを繰り返し、スリップといたちごっこをしています。
私自身、どうしたらいいものかとに悩み、自問自答を繰り返しています。
でも、スリップを繰り返す中で自分を見つめなおし、自分の気持ちと向き合う事は続けています。
そのおかげで、見えてきた事もあります。
ブログを続ける中で、私のブログを読んでくださった方からのアプローチで横のつながりもできてきています。
少しづつ進んで戻ってを繰り返しながら、前進しているのかなと感じています。
最近特に感じている事・・・
それは、自分は特別な人間だと思っていました。
でもそれは違いました。ギャンブル運が強くて幾度となく絶体絶命のピンチを潜り抜けてきてしまいました。
それが、今となっては特別な人間だという勘違いに変わっていたのです。
どこにでもいる普通の人間だという事を受け入れ、ギャンブルでは絶対に勝てないという事を受け入れ始めています。
落ち着くと繰り返してしまうこのスリップ。今の気持ちを忘れないためにも、自分自身を変えていかなければなりません。
新たな事にチャレンジし、ギャンブルを忘れていきたいと思います。